ふぃりっぷに恋する白い鳥

ふぃりっぷ山はどこにある?
あなたの町のすぐそばに。
ひろい空のあるところ。
おだやかな風の吹くところ。
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ふぃりっぷ山に行きたいの。
鳥かごのかぎはもうあいている。
東の風にのって飛んでおいで。
みなが待つふぃりっぷ山へ。
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# by illustrator-shiro | 2007-06-20 09:15

ぶろっこりーのもり

水無月も、もうなかば。
アトリエから見える神の杜は木々の緑が空にあふれ、
まるで巨大なぶろっこりーのようだ。
杜の中では耳の長いうさぎ達が昼の強い日差しを避け、
かくれんぼなぞして遊んでいるらしい。
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そんな杜も今夜は特別。
夜ふかしを許された子供達は、目をかがやかせながら夜店の中をのぞき込み、
手をつないだ若き恋人達は、夜店の灯りの映りこむ相手の目の中をのぞき込む。
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# by illustrator-shiro | 2007-06-16 18:16

奇蹟の旅

北の海のイルカは、美しい夕日を背に泳ぎ、
南の国の魚屋は、美味しい鰯をわけてくれた。
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西の田んぼでは、雨蛙が甘い美酒を降らせ、
東の空に舞う岩燕は、露のきらめく静かな朝を運んでくる。
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# by illustrator-shiro | 2007-06-15 12:04

ことづて

古い急な石段の途中で、蒼空を背に狛犬が言った。
「コノ石段ヲノボリ、社ノ神ヘ参ラレヨ」
「ヒトツヒトツシッカリノボリ、参ラレヨ」
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不意に遭遇する言霊はときに、想像を超える力を持つ。
異郷の神の言伝もまた然り。
ふたつでひとつの魂は驚き迷いながらも静かに、そして確実に
石段を登ってゆく。
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# by illustrator-shiro | 2007-06-14 08:38

うみいろのうた

うみのいろはカメレオン。
空を映して七変化。
セルリアンは深紫に、ターコイズは白に砕ける。
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うみのいろは恋するイルカ。
こころ映しておにぎやか。
きらめく想いはエメラルドに浮かび、深い憂いはインディゴに沈む。
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# by illustrator-shiro | 2007-06-13 04:13

こころつないで

海を見に行こう。
かたく手をつないで。
いま、必要だから。
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星に逢いに行こう。
かたく心つないで。
きっと、叶うから。
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# by illustrator-shiro | 2007-06-07 05:19

歌うような白い色

オーボエという楽器がある。
先日、日本オーボエ界の第一人者であるM氏の引退コンサートをラジオで聴いた。
その最後を飾った一曲は、とてもシンブルなものだった。
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老いて絵描きはどんな色を使うのだろう。
白い鳥が言う。
「きっと、歌うような白ですよ」
オーボエの優しい音色が胸を打つ。
いろいろな想いが初夏の杜に溶けてゆく。
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# by illustrator-shiro | 2007-06-06 09:04

ありがとにんじん

「日曜日の森で出会った人達にお礼をしたい!」
うさぎ達が言うので、彼らに<にんじん>を持たせました。
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綺麗な月夜のつぎの朝、
郵便受けに新聞と<にんじん>が入っているかもしれません。
それは近所の子供のいたずらではないのです。
よぉーく見ると...ほら、
葉っぱのところに「あ・り・が・と」って描いてあるんです(笑)。
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# by illustrator-shiro | 2007-06-04 21:54